聖書朗読 コリントの信徒への手紙2 1章11節
瞑想の言葉
理性と意志の力で悪を避ける、ということもあるでしょう。しかし、すべて
の悪を、というわけにはいきません。ちょうど空気の悪いところで呼吸が
できなくなるように、理性も意志の力もマヒしてしまう地点があります。
そのとき人間は、羅針盤を失った船のようにただよい始めます。
船の外からの風が――祈りが船を方向付けるということが起こります。
『祈っていただく』そのことなしにはだれも、使徒さえも、信仰の道を
歩むことはできません。 小島誠志『神の庭に安らう』178ページ
September 24, 2022, 11:00 AM
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